昼間の喧騒が嘘だったかのように静まりかえる校舎。
窓からサッカー部が練習しているのが見えるが、恐らく校内に残っているのは私達の部活だけだろう。
大会が近いので練習が終わるのは遅く、今日も練習が終わったのは5時半を過ぎた頃、あたりはもう真っ暗だった。
5時を過ぎると生徒用の昇降口は閉められてしまう。
そのため私達は来客用の玄関から出なければならない。
距離にして数メートルだが、この数メートルが一番難だ。
据え付けられた大きな鏡が三枚。
切れかけた非常口を示すあのライト。
変えて欲しいが昼間は中々気づかない。
ちかちかと点滅するライトが鏡に写っているのはなんとも不気味だった。
一人で歩くなんて考えられないな。と思いつつ、下駄箱から靴を取り出し、代わりに上靴をいれ、靴は履かずに持つ。
大きな鏡を見ないようにしながら友達と歩く。
と、職員用のトイレに僅かな明かりがついていることに気付く。
いや、トイレの明かりにしては小さすぎる…。
私達はそこを通り過ぎようとした。
その時だった。
ふっ、とその光が消えた。
蝋燭の火に蓋を被せて消すように。
忽然と。
人の気配は、ない。
友人と私は同時に悲鳴をあげて走った。
足が絡まりそうになるが、必死で走る。
数メートルが、長く、そして短く感じられた。
玄関をぶつかるように開く。
外に出て、足を止める。
息を吐く。
やはりトイレから出てくる人影は、ない。
あの光は、私達が恐怖心で勘違いしただけで、先生や事務員さんがちゃんとにいたのだろうか。
いたとして、私達が帰ったあとに出てきたのだろうか。
しかし、私達にそれを確かめる勇気はなかった。
あの光は、人がちゃんとにいたのだろうか、それとも……
みたいな体験があった訳ですよorz
暗いからちょっとしたことでも怖いから、マジやめて欲しいわ…
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